節約できた!お金が貯まった!簡単に出来る節約術 「外貨建て個人年金はトラブルが多い!?」です
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節約できた!お金が貯まった!簡単に出来る節約術 第56号
2005/09/18 発行 発行部数:17,535部
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●今回のテーマは
「外貨建て個人年金はトラブルが多い!?」です
【今回は宮本版です。】
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2005年7月15日の読売新聞に、銀行を窓口とした個人年金の契約トラ
ブルが増えている、という記事が掲載されていました。
(以下、引用文)
> 「銀行窓口で販売されている個人年金保険(訪問販売を含む)を巡り、高齢
> 者の契約トラブルが増えている。銀行側が元本割れのリスクを十分に説明
> しなかったり、業務で知り得た個人情報を保険の販売に利用したりするケ
> ースで、国民生活センター(東京)は契約の際に内容を十分に確かめるよ
> う消費者に注意を促している。」
今回は、ここにあげられた個人年金保険の中でも、外貨建て個人年金を主に
取り上げてみようと思います。
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【銀行の信用力】
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銀行は利益を上げるために、行員にいろいろなノルマを課しています。これ
までは、それは定期預金の口座数やクレジットカードの発行数、あるいは企
業への融資などが主だったものでしたが、最近は「小口の個人融資」や「コ
ミッション商品の販売」に重点がおかれています。
このコミッション商品に該当するのが、保険会社が運用する個人年金や、証
券会社が運用する投資信託などです。銀行はそれを販売することによって、
手数料を受け取ります。つまり、運用に関するリスクは負わずに、販売時に
おける代理店手数料で利益を得ているわけです。
一般的には「保険会社や証券会社などの商品はリスクがありそうで、手が出
しにくい」しかしこのような金融商品も、銀行というフィルターがかかると
「安心」「信用できる」などのイメージがついて、よく売れるようなのです。
「日本人はブランドに弱い」とは、よく言われることです。こども向けの商
品だと、お菓子など、本来は中身が重要な商品でも、包み紙が○○キャラク
ターだとより売れやすくなる、という現実があります。
ちょっと厳しい言い方になるかもしれませんが、このキャラクターの役割を
はたしてはいるのが「銀行ブランド」になるのかもしれませんね。
さらに、銀行が個人年金などの売上を伸ばしている背景には、(本来はあま
りよくないことですが)「業務で知り得た個人情報を金融商品の販売に利用
するケース」というのがあります。
例えば退職金が振り込まれたり、定期預金が満期になるなど、銀行は誰がど
のくらいのお金を持っているかを知っています。その情報を元にタイミング
よく商品をすすめるので、より効率的に契約数を増やしているのです。
ほとんどの方は「銀行の勧めるものだから」と信用している人が多いので
しょう。
しかし、上記のように新聞で取り上げられるようなトラブルが生じているの
を見ると、コミッションと引き換えに信用を切り売りしているように見える
のは私だけでしょうか。
私も含めて金融に携わる人はバランス感覚(節度・倫理観)がますます重要
になってきます。
ちょっと辛口のコメントになってしまいましたが、金融商品購入の一番身近
な場所(窓口)になるのが銀行、そしてさらにこれからは郵便局でも銀行と
同じようなサービスを展開するにあたり良い面でも悪い面でもますます注目
されていくでしょう。
お客様は窓口になった担当者イコールそこの金融機関のカラーとして見ます。
組織と現場の板ばさみで大変だとは思いますが、【信用】を大切にして個人
レベルでできることから頑張って欲しいでね。
(ちょっと書いているうちに編集後記ぽくなっちゃいましたね。(笑))
※【信用】とは「人の言葉を用いる」と書きます。この信用が増えると【信頼】
になります。信頼とは「人の言葉を用いてくれたものが束になって帳簿とな
る。」という意味で置き変えて捉えると、なんとなくわかっていた言葉が頭
のなかでビジュアル化できて自分自身のことを振り返るのに便利だったりし
ます。
(ちょっと好きな言葉だったので「うんちく」言ってしまいました。)
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【外貨建て個人年金、トラブルの元は・・・】
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さて本題に戻りましょう。
このトラブルにもなっている商品のひとつに「外貨建個人年金」があります
が、この商品は私も販売することがあります。元本割れするリスクはありま
すが、私は、使い方によってはとても有効な金融商品だと思っています。
しかし、例えば私が販売する時には、まず商品の悪いところから話すように
しています。デメリットを理解してもらうことが重要だからです。そして、
投資金額は多くても個人資産の2割程度にとどめておくようにアドバイスし
ています。(リスク商品が初めての人の場合には1割から。)
先述の新聞記事によると、保険料の平均は約770万円とありますから、
かなりの高額な金額を元本割れする可能性のある商品に使うようすすめてい
るのでしょう。それもトラブルにつながっている原因の1つだと思います。
外貨建ての個人年金を扱っている保険会社は、私が確認できているところだ
と現在9社です。米ドル建て以外にも、取り扱う保険会社によっては豪ドル
やユーロなどもあります。これらの商品はさまざまな銀行で扱っていて、そ
れぞれ商品名は違うのですが、中身はこの9社の商品となっています。
外貨建て個人年金のデメリットの一つには、為替リスクがあります。
例えば1ドル110円の時に1万ドルの外貨建て個人年金に契約したとしま
しょう。日本円にすると、投資金額は110万円です。10年後の据え置き
期間終了時、円高が進み、1ドルが90円になったとすると日本円で受け取
れる金額は90万円。為替の変動のみで20万円損することになってしまい
ます。もちろん実際には、金利や手数料などが加味されますからその通りに
はいきませんが、為替の変動によるリスクがあることはわかりますよね。
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【為替リスクの逃れ方を知ろう! 】
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私が外貨建ての商品を進める理由のひとつに、「円安になった時のリスク回
避」があります。もう少しイメージがわき易く説明をしていきたいと思いま
す。私たちの生活を見渡した時に、小麦などの食べ物やガソリンなど生活必
需品には輸入に頼っているものが多いことに気付きます。
輸入商品を多く使うということは、円高の方が物価が安くなり暮らしやすく
なります。例えばオレンジが1個1ドルだとすると、1ドル100円の時は、
オレンジが100円で買えます。これが円高が進んで1ドル90円になると、
同じオレンジが90円で買えることになります。
逆に円安になって1ドル120円になると、同じオレンジをひとつ買うにも
よりお金が必要になるわけです。
その時、日本円での預金や金融商品しかもっていなかったら、どうでしょう
か? 外貨建ての個人年金は、その円安リスクに対応しています。
また、現在は利回りが円商品よりも高い、というのもメリットです。これら
の商品は、為替リスクがあったとしても、通貨ベースでは元本割れしません。
1万ドルの商品が、満期時に9800ドルになることはないわけです。です
から、換金する時期の為替が、契約時よりも少しでも円安であれば、現状で
はそれなりに魅力のある金融商品と言ってよいということになります。
そこで、円安、円高、今後どっちに流れていくだろう、という予測〈仮説を
立てます。)をたてることをします。
これはあくまでも私流の予測ですので、断定はできませんが、長いスパンで
見た場合には一般的には円安になっていくのではないか、といわれています。
その理由のひとつに、少子高齢化が挙げられます。
日本の人口は来年をピークに減少していくと予測されています。(国立社会
保障・人口問題研究所「人口統計資料集(2005年度版)」)そうなると、
労働力が減少し、国際競争力が下がる、というわけです。
(前々回のメルマガでもお話にでてきましたが、もしかしたら今年から人口減
少に突入するかも。)
円安になれば、運用利益に加えて、為替差益も享受できることになります。
また、買う時によく「いつがいいですか? 今週より来週の方がいいですか?」
などと細かく気にされる人がいますが、個人的には買う時期はあまりナーバ
スに考えなくてもいいと思います。もちろん少しでも円高の時に買った方が
得は得ですが、重要なのは換金するタイミングです。換金時の為替が契約時
と比べてどうか、ということが重要になのです。
それではもし、設定していた据え置き期間終了時の為替が円高になってしまっ
て、損をしてしまいそうだったら、どうしたらいいのでしょうか?
外貨建て個人年金は、加入する保険会社によっては据え置き期間を延長でき
るようになっています。また、外貨で受け取ることもできるので、満期時に
とりあえずそれを外貨のまま、外貨預金しておくこともできます。つまり、
為替のレートが悪いときは、換金しなければいいのです。
ですから、これは住宅購入や子供の大学入学金など何年後かに必ず使うお金
であってはいけません。そうすると、為替のレートが悪い時に換金しなくて
はいけない事態になり、損をする可能性があるからです。あくまでも余裕資
金であることが重要です。
リスク回避の選択肢を覚えておけば、リスクといっても心配し過ぎる必要は
ないのです。
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■ 編集後記
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今回も最後までお読みになっていただきありがとうございました。
少しでも生活をしていく上でお役に立てるものがあったら嬉しく思います。
衆議院選挙から1週間たちましたね、皆さんは選挙に行かれましたか。
投票率が約67%とのことでしたから、このメルマガの読者の3人のうち
2人は投票所に足を運んだことになります。
イギリスの諺で「真実は時の娘」という言葉があります、簡単にいうと時
間が経過することによってそのときの評価が変わっていくということ。
今回の選挙のテーマの最大の争点として「郵政民営化」がありました。
選挙結果では多くの国民が「郵政民営化なくして改革なし。」というわか
り易いスローガンを掲げた小泉さんを支持した結果2/3の与党勢力ができ
あがったわけですが、この郵政改革の成果が見えてくるまでには多少の時
間を必要とします。
4~5年後の「時の娘」はどんな娘に育っているのか、そして次回の選挙
の時にはどんな制度改革、成果や課題があったのかちょっと気の長い話で
すが、このメルマガで検証できたら面白いな~と思っています。
でも今回はっきり示されたことは、大部分の人が「このままの現状維持で
はやはりまずいのでは。」と意思表示したということ、でしょうか。
それではまた次回お会いしましょう。
★ご意見お待ちしております!
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■ 取材・講演について
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個別相談だけではなく最近は講演や取材を受ける機会が少しずつ増えてき
ました。取材は宮本・久保が回答できる範囲については何でも受け付けて
おります、例えば・・・
・現在の保険の見直しブームの現状についての話。
・今後必要とされるFP像について。
・「ファイナンシャルプランナー」資格取得後の失敗と成功の明暗。
その他、何でもOKです!お問い合わせは、
こちら →< master@osaifu.net >まで。
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発行者 : お財布救急隊 宮本久史・久保幸司
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