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●今回のテーマは
 「標準死亡率低下の影響は!?」です      【今回は宮本版です。】
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 またまた少し前になりますが、7月22日の日経新聞に、以下のような記事
 がありました。

 「生命保険会社が保険料を決める際の基準にしている「標準死亡率」が改定
  され、現行水準に比べ死亡率が男性で平均12%、女性は同約18%低下
  することが明らかになった。」

 今日はこのニュースから、今後想定されること考えていきたいと思います。


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【死亡保険料が値下がりする可能性も】
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 生命保険会社は、標準死亡率(過去の統計を基に、1年間に死亡する人数の
 割合を男女別、年齢別に予測した数値)を参考にして、それぞれ独自に死亡
 率を予測しています。

 30歳の人よりも60歳の人の方が、当然死亡率は高くなりますから、保険
 料は高く設定されている、というわけです。

 ということは、標準死亡率が下がる=保険会社が払う給付金が減る=死亡保
 険料が下がる、となるわけですね。

 この新基準は2007年春以降に適用されるといいますから、死亡保障に加
 入するのであれば、それまで待った方がいい場合もあるともいえます。
 
 あくまでも、その時に生命保険に入れる状態であれば、ということですが。
 というのも、保険に入るためには体況が重要なので、今は健康だとしても、
 来春までに病気をしてしまったら、入れなくなる可能性があるということな
 んです。いつ病気をするなんてことは、誰にもわかりません。そう考えると、
 保険料が下がるかもしれないという理由だけでそれまで待つというのは、
 「個人的にはちょっとどうかな?」という気もします。


 また記事によると、死亡率の低下が顕著だったのは、60歳以上の高齢層。
 死亡保障に加入する人が多い30~50歳代ではあまり低下していないよう
 で、しかも30代前半では逆に死亡率が5%も上昇しているといいます。そ
 うなると、保険料の引き下げが行われるのも、高齢層だけになる可能性もあ
 りますね。


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【医療保険、年金保険は、保険料アップ!?】
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 一方で、死亡率が低下することで、医療保険や年金保険の保険料は値上がり
 の要因になります。長生きすればするほど、保険会社が支払う額が増える可
 能性があるからです。

 ということは、これらの保険を検討している人は、早めに加入の手続きを進
 めた方がいいかもしれませんね。


 ただ、この標準死亡率というのは、保険会社が参考にしてはいるものの、最
 終的な保険料は生命保険会社がそれぞれ独自に決めるわけです。ですから来
 春になってみないと、分からないんですね。

 生保会社も競争が激しくなっていますから、今回の標準死亡率低下で、来春
 以降もっと商品や価格に差が出てくるかもしれないですね。


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【来春以降の見直し提案は内容をチェック!】
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 このことから、一つ注意しなくてはいけないことがあります。来春の保険料
 の改訂や新商品の登場にともなって、現在加入中の保険会社の人から「これ
 を機に、保険プランを見直しましょう」という話があるかもしれません。

 ただ保険料が安くなる部分だけを見直すならいいのですが、本来見直す必要
 のないところま含めて、見かけ(目先)の保険料を安くするようなプランを
 提案されるケースも出てくるかもしれません。

 ですから、来春以降、「こっちの保険にかけかえれば、保険料が安くなりま
 すよ」という提案を受けた場合には、その中身をしっかり確認する必要があ
 ります。いくら保険料が安くても、必要な保障がカバーされないようでは、
 保険の意味がありませんからね。


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【ニュースの裏を深読みすると・・・】
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 現在、生保会社の主な収益は「死差益」だといわれています。これは、予想
 よりも加入者が死なないので、支払額が少なくなっている分の利益なんです
 ね。

 現行の標準死亡率は、1996年から使われているといいます。つまり10
 年かわっていないんですね。

 つまり、この10年でだんだん標準死亡率は下がってきていたのに、96年
 の基準でずっと計算されていたわけです。つまり近年、保険会社は死差益を
 ずいぶんと享受してきたということが言えますよね。

 この標準死亡率の改訂は、保険会社などが会員になっている社団法人、日本
 アクチュアリー会が進めていたそうですが、なぜ10年もの期間が空いたか
 疑問に考えるのは私だけでしょうか?

 うがった見方をすれば、保険会社が死差益を得て逆ザヤ商品を穴埋めしてい
 く為にために、これまで改訂を引き延ばしていたんじゃないか、なんてこと
 も想像してしまいます。


 あくまでも私の想像で、深読みしすぎかもしれませんけどね! みなさんは
 どのように感じましたか?

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■ 編集後記
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