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現在加入中の保険を生かしながら見直しする方法

公開診断 その2「現在加入中の保険を生かしながら見直しする方法」

保険診断の問い合わせ
加入中の保険を生かし見直しする方法

神奈川県川崎市 Nさん(41歳・女性)の場合。
〜現在加入中の保険を生かしながら見直しする方法〜



宮本(以下:宮):こんにちわ。どうぞおかけください。まずは、応募のきっかけから聞かせていただけますか?
Nさん(以下:N):国内の生命保険会社で加入をしていたのですが、引っ越しを機に担当者も変わったので、同じ保険会社で、見直しをしたんですね。
「入った時からは、商品もずいぶんと変わっていますよ。」とも言われましたし。
友だちが病気になって大変な様子も見ていたので、医療を充実させたプランを組んでもらったんですけど、提案された内容はとても高くて、予算に合わせて、内容を合わせていったんですね。いろいろ調整をしながら、最終的に契約はしたんですけど、後から、「これは本当に良い見直しだったのかなぁ?」という疑問があって・・・予算が合わなかったので、仕方ないとは思うんですけど、はじめの内容ともずいぶん変わってしまって、だんだん、自分が何がわからないかもわからなくなってしまったんですね。

宮:なるほど。

N:その新しい担当の人とは、まだ付き合いも浅いですし、何だか今さら質問することもできなくなってしまって・・・そんな時、メルマガでこの公開診断を知って、応募しました。まさか、当たるとは思わなかったんで、びっくりしました。
宮:そうですか。今回は、Nさんが理解をすることがとても重要ですから、説明の中で分からないことが出てきたら、途中で止めても構いませんから、何でも聞いてくださいね。
今回は、今お入りになっている生命保険があるということなので、その送って頂いた証券を見ながら、今入っているもので、Nさんが望んでいる医療の保障が受けられるのか、もしくは同じような保障内容で、もっと安い保険料のものがあるのか、など最終的に具体的なところまで話を進めていきますね。
生命保険で準備できるものは、死亡保障、医療保障、老後生活保障と3つあります。ただ、何にどれだけお金をかけるか、というのは人によって価値観が違いますから、その中で、Nさんにとっての優先順位を決めていけばいいと思うんですね。
まず、3番目の老後生活保障からいくと、これは民間の保険会社で用意する場合は一般的に個人年金といわれるものに加入します。これは入った時の予定利率でずっと運用されるのですが、ちょっと前の利率がいい時だと、予定利率が5.5%だったりしたんですね。
しかし今は1.5%くらいなので、あまりうまみがないんですね。前に入った時は、7〜8年前ですよね? 実はこの時に入っていて、この前解約してしまったこのお金の貯まる部分は、利率がいい時のだったんです。
N:あぁ〜、そうだったんですね・・・
宮:その時に出会っていれば、ここの部分は利率がいいものなので残して、他のところで見直しましょう、というアドバイスができたのですが、過ぎたことは言っても仕方がないので、今あるもので考えましょう。個人年金は、生命保険5万円分とは別に5万円分の控除が受けられるので、お金に余裕があるようだったら、入っておいても良いかと思います。
ただ、先ほど言ったように、今は予定利率の高くない、うまみのない時代ですから、個人年金のように解約すると損をするようなものではなく、もっと流動性のある預貯金などで持っていた方がいいと現在は思います。
N:そうですね、その方が安心ですね。

宮:次に、死亡保障を見てきましょうか。現在加入している保険を見ると、死亡保障は合計すると3000万円ついているんですね。必要ならばいいんですが、Nさんは、亡くなられた後に残すお金については、どのように考えていらっしゃいますか?
N:お葬式代くらいがまかなえれば、それ以上は必要ないと思っているんですが・・・
宮:そうすると、200万〜500万円もあれば、十分まかなえますね。今の保険ですと、死亡保障に高い割合でお金を使っているので、この部分の見直しは重要ですよ。  
まとめると、医療保障は充実させたいということなので、医療保障をメインに考えて、死亡保障が300万円程度つくもので保険料が安いものを探しましょう、ということになりますね。
では、まずメインとなる医療保障について考えましょうか。まず、終身医療保険というのは、一生涯、入院したら1日○○円の保障を支払いますよ、というものですね。60日型、120日型、などから730日型とかいうタイプがありますが、これが何を意味するかわかりますか?
例えば、胃かいようで70日間入院しました。加入している保険が60日型であれば、60日目までは1日あたり(たとえば)5000円が支払われて、61日目からは支払われない、というものです。これが120日型に入っていれば、70日分の入院保障がすべて受け取れる、というわけです。
たとえば運良く60日で退院できて、タクシーで帰る時に、今度は運悪く交通事故でむち打ちになってしまって、再度入院することになった場合はどうなるのでしょうか? これは入院の原因が違うので、そこから60日間は保障される、ということになります。
これが、最大の730日型であれば、2年間入院しっぱなしでも、2年間入院保障料が受け取れる、というわけです。
当然、この日数が長い方が保険料も高くなります。最近テレビでもよくCMをやっている安い医療保障は、ほとんどが60日型です。 では、Nさんが加入している保険を見てみましょう。

N:120日型ですね。

宮:そうですね。私はこの日数は、適切な日数だと思いますよ。というのは、ほとんどの病気の7〜8割が120日以内の入院で収まると言われているからなんです。
先ほど言ったように、この何日型の日数が長くなればなるほど、保険料も高くなりますから、入院する日数の可能性と保険料のバランスを考えれば、120日型がいいと思います。それ以外に、不安であればガン保険に1本入っておくとか、そういう掛け方をした方がよいでしょうね。

N:120日保険料を受け取った後はどうなるんでしょうか?
宮:ほとんどの場合、180日間のインターバルをあければ、その後の入院も入院日数の合計が730日までは、同じように受け取ることができます。
病院は療養型の入院は儲からないから(ベッド数が足りない)等の理由で、今はあまり長く入院をさせない傾向にある、などといわれています。ですから一部の保険会社などでは、保険加入者に対してどうせ長い間入院なんかできないようであれば、初めから一入院60日型ぐらいの保険料の安い保障日数のものでも構わないのではないか・・・という考え方も有ります。
最近ドラマの『白い巨塔』とかでもやっていますよね。私も見てますけど。(笑)
あるシーンで里見助教授役(江口洋介)が上司である鵜飼教授(伊武雅刀)にがん患者に対しての療養型の病院の必要性を提案するシーンがあるのですが、鵜飼教授に一蹴されてしまうところがありますね。
あのようなシーンを見ると確かにそういうところもあるかなと思います。しかし、高齢者の数を考えてみましょう。ある調査では、1970年では65歳以上のお年寄り1人を22〜64歳までの人が8.2人で支えていたのが、2000年では4.2人で1人、2025年には、これが2.1人に1人、と言われているんですね。
そういう高齢化社会の中で、病院がいつまでこの姿勢でいるかというのはわからないですよね。そういう意味でも、医療に重点をおいて保険に加入したい、ということであれば、120日型という選択は無駄ではないと私は思いますよ。

N:そうですか。安い医療保険というのは、そう言うことだったんですね。
宮:さらに今、2003年に何が起こっているかと言うと、4月から会社員の入院医療費負担が2割から3割に増えましたね。また、高額療養費制度といって、現在は月に約7万3000円以上かかった医療費は、還付される制度があるのですが、これも少し前に比べて約6万4000円から引き上げられているんですね。
さらに、これも今年から社会保険料が総収入から徴集されるようになって、(総報酬制度)つまりボーナスからも徴集されるようになって、実質社会保険料の負担が増えている家庭が増えています。
N:そう! いたいですねぇ。

宮:そうなってくると、20年後とかを考えると、医療に関しても自助努力である程度は備えておいた方が安心ですよね。それが、私が終身医療保険をすすめる理由なんです。
終身医療保険でも支払い方に、いくつか種類があります。これは例えば、入院保障1日5000円の120日型の終身医療保険に入るとします。60歳払い込み終了、というのは今41歳から60歳までに払い込んでしまえば、後は一生涯保障されますよ、というもので、終身払いは、死ぬまで払ってね、ってことです。
月々支払う保険料は、あくまでイメージですけど、60歳払い込み終了が8000円、65歳払い込み終了が7500円、70歳払い込み終了が7000円、終身払いが6500円、とこんな感じで、払い込み期間が短いほど月々の保険料は高くなります。
終身払い、というのは何歳まで払うかは分からない訳ですから、変な話、長生きすればするほど終身払いは損する訳ですね。例えば60歳払い込み終了の場合の保険料は、
月々の保険料8000円×12ヶ月×19年(41歳から60歳まで)=182万4000円です。終身払いの場合は、日本人女性の平均寿命は84歳ですから、Nさんの場合は普通にいけば、あと43年生きると言うことですね。その場合の保険料と言うのは、月々の保険料6500円×12ヶ月×43年=335万4000円となって、総支払額は終身払いの方が高くなるわけです。
この数字は、入る人の年齢や、入る保険によってもずいぶん変わってきますから、終身払いの方がいつも総支払額が高くなるとは限りません。
月々の支払いが少しでも少ない方がいい、というのであれば終身払いを選べばよいし、定年の60歳までに支払いを終わらせたい、というのであれば60歳払い込み終了を選べばよい、ということになりますね。
で、終身医療保険といっても、いろんな会社からいろんな保険がでているわけです。そこで、どんな保険を選べば良いのか、ということになります。 ちょっと頭の中を切り替えて想像してみてください。これからカレーをつくるとします。材料は肉、ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、ルーですね。賢い主婦なら、肉は肉が安いA精肉店、タマネギはB八百屋、ルーはCスーパーで、と安い店を知っています。それぞれの店で買い求めれば、カレーを安く作ることができますよね? でも、ニンジンを切っていたら、中に簀ができていて使い物にならなかったりしたら、ダメな訳です。
つまり、安くても品質がいいものでなくてはいけない、ということです。保険会社も同じで、なんでもかんでも安いものだけを集めればいい、というわけではないのです。
保険会社の品質というのは何でしょうか? 
健全性。これが保険会社の品質に当たる訳です。
保険会社の品質は何でわかるのか?
格付け、というのをご存じですか? ムーディーズやスタンダード&プアーズというのが有名な2社ですね。格付け会社は他にもありますが、ここをおさえておけば、まず間違いないでしょう。これは、会社の財務体質の健全性をランクする会社です。AAとかBBBとかいうものが、保険会社でいう品質になります。ただ、この格付けの説明は「財務体質が非常に健全である」とか「財務体質が非常に強い」とか、違いが分かりにくいんですね。これは具体的にどういうことかと言うと、「その会社が、10年以内に破綻する確率」を表している、と言われているんです。AAAなら1.06%、AAなら1.11%、BBBなら4.21%、という具合です。これは可能性の話ですから、AAAの会社が数年のうちに倒産してしまった、とかCCCでも倒産しなかった、ということがもちろんある訳ですが、これから加入するのであれば、少しでも倒産の確率の低いところで入りたいですよね? 
トリプルB以上であればこの確率が一桁なので、投資適格といわれているのですが、私の場合はそれよりも厳しく、AA以上の保険会社を選ぶようにしています。その中で、何が安いかを探していく訳ですね。
N:とてもよく分かりました。

宮:では、具体的にどう見直したらよいかを考えましょう。まず、今加入している保険会社の人にふたつのことを聞いてください。
ひとつめは、「払い済みにした場合は、いくらの終身保険が買えますか?」ということ。
これは、どういうことかというと、現在、Nさんは合計で3000万円の死亡保障に入っているんです。それを解約しなくても、今後、保険料を支払わない、という「払い済み」にした場合は、これまで払ってきた保険料に見合った保障を継続して持ち続けることができる訳です。
つまり、もしそれですでに200万〜300万円の死亡保障が確保できているのであれば、もう死亡保障には保険料を払わなくてもよいということになります。
N:え〜! それはすごいですね。
宮:すでに、それだけ払っているということですからね。ふたつめに聞いて欲しいことは、「解約したら、返戻金はいくらか?」ということです。
払い済みにして300万円に満たなかった場合は、解約して、保険料の安い死亡保障(変額終身等)に入り直した方が、メリットがでる場合があります。
  まとめると・・・今、Nさんが入っている保険は、3000万円の死亡保障と60歳までの医療保障で50歳の時に更新予定。現在の保険料が、年払いで21万6240円で、50歳の更新以降60歳までは年45万7503円、60〜80歳の期間の保険料はまた別途かかる、というものです。
それを、60歳で払い込み終了の300万円の終身死亡保障と入院1日5000円120日型の終身医療保障に、それぞれ格付けが高く、保険料の安い保険会社を選んで入り直すと、年払いで11万2000円になります。
また、もし現在加入している死亡保障が払い済みにして300万円の保障に達していたら、医療保障だけでよくなりますから、年間の保険料は約7万5000円です。
N:本当ですか!?びっくりしましたね。いろんな人から「保険は組み合わせることができるんだよ。」と聞いてはいましたが、保険会社の人に聞くと、やはりセットのものを勧められるし・・・組み合わせと言っても、何をどう組み合わせたらよいのかが、わかりませんでしたから。
保険料が、どんどん上がっていって、この先どうしよう・・・という不安もありましたけど、今日の話が聞けて、本当によかったです。ありがとうございました。



■今回の保険診断の所感

現在の世の中は情報が溢れている時代ですが、その中から自分にとってはどの情報が必要なのか見極める事がますます大切になってきています。
今回のNさんのケースもご自身にとって何が必要で何が今は必要性が低いのかを把握するだけで現在の保険料を約半額にすることができ、今後支払っていく総保険料も結果としてかなりの金額を節約できました。
生命保険診断をしていてよく思う事があります、それは皆さん保険料を払っていける間はあまり疑問をもたれずにそのまま支払い続けている場合がよくあります。皆さんにも心当たりはありませんか?


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